こんなものはいらない

バカを批判することを通じて、社会を進歩させたい

分別ゴミ回収

ゴミの回収の種別が無闇に細かい。

「燃やせるゴミ」「有害ごみ(蛍光灯、電池など)」に加えて、「燃やせないゴミ」「古紙ダンボール」「金属ゴミ」「容器プラスチック」まで分別するようになった。

各自治体は法律に則ってゴミを処理しているのだろうが、まったく合理的ではない。

「燃やせないゴミ」という区分がよくわからない。かつて社会問題になった塩素系プラスチックを燃やして生じるダイオキシン類の毒性は、健康被害が生じる水準ではない。その上、塩ビを分別しても、同じ焼却炉でのダイオキシンの生成量にはほとんど変化がない。塩ビでも食塩でも、塩素を含むゴミを燃焼させれば、温度によっては、ダイオキシン類はできてしまう。

「古紙ダンボール」「金属ゴミ」に至っては、専門回収業者がいる。価値のある資源ごみは、彼らが巡回してきて、適切に分別して回収してくれる。公費を使う理由がない。

「容器プラスチック」は、分別回収しても、資源としては使い物にならない。リサイクルに使われる労働力と資源が無駄になる。

政府が公費を使って回収すべきなのは、再利用価値がない、「燃やせるごみ」と「有害ごみ」だけだ。

ダイオキシン騒動のため、かつては庭や農地で野焼きしていた農業資材や落ち葉の類まで、焼却炉まで運んで燃やすようになった。運搬のために、燃料が浪費されている。延焼による火災の危険さえ注意するなら、野焼きで十分である。 

Amazon.co.jp: ごみは燃やせ リサイクル神話の呪縛を解く、ごみ焼却の経済学: 立石 勝規: 本

Amazon.co.jp: ダイオキシン―神話の終焉 (シリーズ・地球と人間の環境を考える): 渡辺 正, 林 俊郎: 本

中高一貫校

下記の本によると、SAPIX鉄緑会が、中高一貫校と国公立医学部へのルートの大半を抑えており、それらに通うことが、学歴社会で勝ち組に入る必要条件であるという。

ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書) | おおた としまさ | 本 | Amazon.co.jp

私は塾も予備校もほとんど行ったことがないので、それらがどのくらい効用があるのか確かめようがないのだが、仮に、必要であるとしよう。

しかし、以下のような疑問が湧く。

  • 最終ゴールが国公立医学部であるなら、どうして、中高一貫校を経由する必要があるの?

巷間、言われているのは、「公立中学は掃き溜めだから行かせない方がいい」「高校受験をスキップできる」「授業の水準が高い」という話である。

しかし、そんなものは、「中学高校をスキップする」という手段で、すぐにクリアできる。

なぜなら、公立中学は、入学手続きをするだけで、一度も登校しなくても、卒業させてもらえるのだし、高校は行かなくても、高認試験に合格すれば、高卒と同じ扱いをしてもらえるからである。

実は小学校もいらない。もっとましな教育をしてくれるフリースクールはある(地域による。ない場合もある)。家庭教師派遣会社もある。

体力育成のためには、地域のスポーツクラブを利用すればいい。素人同然の学校教師よりもはるかにマシな指導が行われるし、イジメもない。

趣味のサークル

昔はアニメを山ほど見ていた。だから、大学では、当然、アニメサークルに入った。

失敗だった。

僕は、アニメ好きな人が集まれば、共通の話題があって、楽しく話ができて、さらにアニメを見るのがおもしろくなるもんだと考えていた。

ところがそうではなかったのだ。

入ったサークルは、いわゆる商業アニメ同好会ではなかった。過去の経緯があり、同人誌を作ったり、自主アニメを作ったり、アート系アニメーションを見に行ったりすることもあった。

木尾士目「げんしけん」というマンガがある。アニメ化もされた。大学のアニメ研の話なのだが、サークルの正式名称は「現代視覚文化研究会」略して「げんしけん」である。最初からアニメサークルだったのではないのだ。僕が入った大学のサークルはまさにこのパターンだった。

げんしけん」は名前でひねくれているにように、内情もひねくれている。過去の経緯やOBとのつながりが、現在の部員たちの行動に影響を与えていて、新入部員たちは頭を抱える。

ゆうきまさみ「究極超人あ~る」における「光画部」とも似ていた。実質的には写真部なのに、写真以外のことをやっていたOBたちが、年中、干渉してきて、現役部員たちとの間で葛藤が生じる。

過去の経緯と現状との「ねじれ」を楽しいと思えればいい。「げんしけん」も「光画部」も、その「ねじれ」が話に幅を作り、楽しい作品となっていた。

僕は楽しくなかった。

楽しくない原因は、自分がやりたくないことをサークルの事情で行ったり、趣味の合わない人たちを相手にしなければいけないことだったが、完全に趣味の合う人なんているわけがない。他人なんだから。

誰かとつきあう限り、自分の時間や手間やカネがいくらか犠牲になる。これが我慢できなかった。

当時、僕には哀しいほど時間も労力もカネもなかった。

客観的には恵まれていた。仕送りが毎月20万円あり、全くバイトをしなかったが、主観的にはいつも追い詰められていた。進級も院進学も就職も(しなかったけど)、どれもひどく困難なことのように感じられ、いつも暗い気分だった。何をしても、浪費した時間を数えて、損した気分になった。他人のために時間を使うのが我慢ならなかった。

僕の入学した大学は、12年次と34年次と大学院とではキャンパスが異なり、遠く離れているので、3年以降はサークルに出ることはなくなった。

僕は自由の身となり、その頃全盛だったレンタルビデオショップを利用したり、テレビアニメのエアチェックをするようになった。一人でアニメを見ていた中高生の頃に逆戻りしただけだ。

本当に好きなことは、他人と共有できない。違う解釈、違う感想があるというだけで動揺したり、気分を悪くしたりする。

武田康廣「のーてんき通信」にも、SFサークルに出入りしたら、古参マニアに知識の狭さや読みの浅さを小バカにされるくだりがある。
趣味に深いも浅いもない。だって趣味なんだから。まったく大きなお世話だ。

人とつきあうことを目的にしたサークル活動ならともかく、趣味を深めたいだけなら、サークル活動は無駄だと思う。

出席点

ある講習会を受講した。

一斉授業に加えて、グループワークを取り入れるなど、相当金のかかった講習で、自己負担金をまったく払っていない自分にとっては、もったいない内容だった。

しかし、冷めた気分にもなった。知識はすべてテキストブックに書いてあって、それを逐一読めばわかるのだ。

しかも、やりっぱなしで、試験がない。そこにいるだけで、講習会受講証明がもらえる。

これだけ時間と手間のかかる講習会をやっておいて、試験をやらないのはおかしい。そこにいるだけで取れる資格など、まったく信用できない。

教育のキモは「試験」にある。試験があるから、人は本気で勉強する。試験のない教育は、参加者の連帯意識を高める程度の意味しかない。

思えば、日本の学校教育の大半は、この講習会と同様である。座っているだけで、単位が取れる。

出席しなくても試験で合格できる人はいるし、逆に、出席しても、試験に合格できない人もいる。つまり、出席は義務づける必要がない。講義も実習も、やりたい人だけがやればいい。

私が出た医科大学は、出席点がなかったので、出席率はひどく低かった。良くて7割、悪いと1割しかなかった。出席点だけで単位認定が行われる実習には出ざるをえないが、実習時間の大半は病棟にいなくて、図書室や学生控室で、好き勝手に本を読んでいた。

それでも、卒業学生の医師国家試験合格率はほぼ100%だった。

単位認定試験と卒業試験だけを行えば、それ以外の教育は不要であり、むしろ、勉強のためには有害である。

ゆうちょダイレクト

ゆうちょ銀行のオンラインバンキングサービスである、”ゆうちょダイレクト”の使えなさはすごい。

  1. ログインネームが三分割数字列で、ブラウザのオートフィル機能が使えない(図1)
  2. 入出金明細の照会可能期間が極端に短い。過去2ヶ月かつ未記帳分しか見れない(図2)
  3. 口座に動きがあったことをメールで知らせる機能はあるが、入金時に知らせてくれるだけで、出金時には何の通知もない(図3)

最大の問題は2だ。口座の動きをオンラインで即座に見れることがオンラインバンキングの最大の強みなのに、その機能が極端に弱い。
最近になって始まった”ゆうちょダイレクトプラス”は、通帳レスにしたからオンラインサービスが良くなったかといえば、大して良くなっていない。照会可能期間が過去2ヶ月から15ヶ月になっただけだ。
入出金記録は、数行のテキストコードでしかないのだから、こんなものを保存しておくことは、今のコンピュータの能力なら、ほとんどコストがかからないはずだ。他のオンラインバンキングはこれほどひどくない。たとえば、

入出金明細の照会可能期間拡大について|住信SBIネット銀行

は、照会可能期間が無制限である。

図1

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図2

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図3

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アンチウイルスソフト

Windows10には、Windows DefenderというMicrosoft謹製のアンチウイルス機能が入っている。

ところが、大半のパソコンには、これに加えて、サードパーティ製のアンチウイルスソフトが入っている。マカフィーカスペルスキーノートンウイルスバスターなどだ。

セキュリティソフトの比較表 2017 - the比較

これらはすべていらない。

パソコンのCPU占有率を上げ、パフォーマンスを落とす役にしか立たない。常駐するので、他のソフトと干渉をおこして、動作をおかしくする。

新しいパソコンを買うたびに、無駄で有害な添付ソフトをアンインストールする手間がかかり、非常に困っている。「不要」ではなくて「有害」なわけだ。

その上、一定期間がすぎると、アップデートできなくなり、有償で契約するように求められる。これもいささかめんどうくさい。

Microsoftがサポートを継続する限り無料のWindows Defenderでほぼ十分なのである。

モバイルノートパソコン

パソコンは置きっぱなしで使うべきである。持ち運ぶべきではない。

たとえ軽量ノートパソコンでも、施設内限定で使うべきで、カバンに入れて屋外に持ち出すべきではない。屋外に持ち出せるのは、自動車で移動する人だけだ。

 最初のノートパソコン、J3100SSは2.7kg。そこから、ずっと軽量小型を目指してきたのだが、最新型のWindows10ノートでも、800gであり、充電コードを含めると1kgとなる。大きさも、B5サイズ、対角11インチを下回ることはない。

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こんなものをカバンに入れて日常的に持ち運ぶだけで、相当疲労がたまる。喫茶店で楽しそうにコンピュータをいじっている人は、スタイルを楽しんでいるだけである。仕事として使っているのではない。

なぜこんなに大きく重くなるかといえば、コンピュータを操作する人間の大きさに合わせているからだ。コンピュータはいくらでも小さくできるが、モニタやキーボードは小さくすると実用性がなくなる。

自分の行く範囲内に、安物の大型ノートやデスクトップを置きっ放しにすることをお勧めする。クラウドサービスのおかげで、いくらデバイスが多くても、データシンクは問題がない。自宅、職場(学校)とで、PCは2台あれば十分だろう。メールチェックや文書の確認程度はスマートフォンで十分にできる。

モバイルノートパソコンはいらない。