こんなものいらない

あって当然だと思っているが、よく考えるといらないもの、ない方が生活の質が向上するものを挙げていきます。

投資指南

競輪場の近所に住んでいたころ、駅前で「予想屋」が店を開いていた。勝てる車券の買い方を指南するらしいのだが、「予想が正しいと思うなら、自分が金を賭けたらいい」と思っていた。

個人の資産運用について、あれこれ指南する人々にも、同様のことが言える。買い手が限定される金融商品である生命保険や住宅ローンについて助言するならともかく、自分でも買える金融商品を他人に勧めるのである。

彼らの目的は2つある。

  1. 金融商品を販売して利ざやを稼ぐ
  2. 本やセミナーで知識を売って利益を取る

どちらも、まともな商売とは思えない。「予想が正しいと思うなら、自分が金融商品を買えばいいのに、他人に勧める」からである。リスクを自分で引き受ける気がない。

しかも、彼らの投資理論はしばしば間違っている。

藤忍という人は、こんなことを書いている。

このような借入によるレバレッジを使った不動産投資には大きなリスクがあります。充分な物件の吟味と返済計画をしっかり考えることが必須ではあります。しかし、リスクを取らなければリターンがないのも事実です。

「60歳から毎月50万円」をどうやって実現するか

違う。

「リスクを取るとリターンが増える」のではなくて、「リスクを取れば、リターンの分散が増える」。ギャンブルの言葉で言えば「穴狙いをすれば勝ち負けの幅が大きくなる」。

また、よく言われる「卵を一つの籠に盛るな」という格言に従って、リスク資産を小分けした場合は、収益率は、ノーリスク資産(国債や銀行預金)の収益率に収束してしまう。