こんなものいらない

あって当然だと思っているが、よく考えるといらないもの、ない方が生活の質が向上するものを挙げていきます。

出席点

ある講習会を受講した。

一斉授業に加えて、グループワークを取り入れるなど、相当金のかかった講習で、自己負担金をまったく払っていない自分にとっては、もったいない内容だった。

しかし、冷めた気分にもなった。知識はすべてテキストブックに書いてあって、それを逐一読めばわかるのだ。

しかも、やりっぱなしで、試験がない。そこにいるだけで、講習会受講証明がもらえる。

これだけ時間と手間のかかる講習会をやっておいて、試験をやらないのはおかしい。そこにいるだけで取れる資格など、まったく信用できない。

教育のキモは「試験」にある。試験があるから、人は本気で勉強する。試験のない教育は、参加者の連帯意識を高める程度の意味しかない。

思えば、日本の学校教育の大半は、この講習会と同様である。座っているだけで、単位が取れる。

出席しなくても試験で合格できる人はいるし、逆に、出席しても、試験に合格できない人もいる。つまり、出席は義務づける必要がない。講義も実習も、やりたい人だけがやればいい。

私が出た医科大学は、出席点がなかったので、出席率はひどく低かった。良くて7割、悪いと1割しかなかった。出席点だけで単位認定が行われる実習には出ざるをえないが、実習時間の大半は病棟にいなくて、図書室や学生控室で、好き勝手に本を読んでいた。

それでも、卒業学生の医師国家試験合格率はほぼ100%だった。

単位認定試験と卒業試験だけを行えば、それ以外の教育は不要であり、むしろ、勉強のためには有害である。